金買取において、買取価格を決める2つの大きな要素があります。金買取店を利用する上で参考になる話ですので、それぞれの要素について知っておくと、利用の参考になるでしょう。1つ目は、金そのものの価値です。特に換金という観点からは、金相場、金の品位、金の重量から算出した数値が金の価値と言えます。
金相場は、金の取引時間中であれば常に変化し続けるものです。金の品位は、製品に含まれる金の比率になり、純金が最も価値が高く、金の比率が下がるに従って価値は下がっていきます。金の重量は、金買取が金の実物を買い取る以上、実体である金の重さは非常に重要と言えます。2つ目は、金製品としての価値です。
工業製品がプラスチックの塊としての価値と、製品としての価値とが違うように、金製品も、金そのものの価値と、金製品としての価値とは異なっています。例えば、地金型の金貨として有名なウィーン金貨ハーモニーやメープルリーフ金貨は金そのものの価値は、同じ重量の純金のインゴットと同じです。しかし、金貨としての人気が高く需要もある為、金製品としての価値が高く、同じ重量のインゴットより若干高く売れる事もあります。このように、金買取での金製品の買取価格は、様々な要素から判断されるものです。
金相場、金の品位、金の重量、金製品としての価値等、様々な要素があり、それらを総合して買取価格が決まります。所有する金製品をできるだけ高く買い取ってほしいのであれば、金相場の高い時期を狙い、金製品としての価値を保てるように金製品の状態を良く保っておくことです。